『エリートiQ』レーザ医療脱毛における痛みと治療継続性の関係について

2023.08.02

レーザ脱毛の痛みの感じ方には個人差があります。「痛くない」と言われている機器でも、人によっては痛みを感じることがあります。逆に痛みを感じないレベルで施術すると、施術効果が得られないこともあります。 「痛み」か「速さ」か。患者が何を求めているのかによって選択するレーザ脱毛機器は異なります。 今回は武岡皮膚科クリニックの、武岡伸太郎先生に、日ごろ施術しておられるエリートiQの概要や施術方法についてご紹介いただきます。


『エリートiQ』レーザ医療脱毛における痛みと治療継続性の関係について

武岡 伸太郎 先生

Jeisys Medical Japan株式会社のホームページをご覧いただきありがとうございます。

レーザー脱毛の痛みの感じ方には個人差があります。「痛くない」と言われている機器でも、人によっては痛みを感じることがあります。逆に痛みを感じないレベルで施術すると、施術効果が得られないこともあります。

「痛み」か「速さ」か。患者さまが何を求めているのかによって選択する機械は異なります。

今回は武岡皮膚科クリニックの、武岡伸太郎先生に、日ごろ施術しておられるエリートiQの概要や施術方法についてご紹介いただきます。

【目次】

  1. エリートiQの特徴(2:34~)
  2. エリートiQの波長(4:07~)
  3. 冷却装置「クライオ6」(5:16~)
  4. Skintelの概要(8:36~)
  5. Skintelの実際の計測(9:33~)
  6. クライオ6で冷やす(10:21~)
  7. レーザーを照射する(11:06~)
  8. 照射結果(12:10~)
  9. エリートiQとフロンガス冷却の疼痛評価(12:57~)
  10. まとめ|エリートiQで痛みの少ない脱毛(15:41~)

1. エリートiQの特徴(2:34~)

エリートiQの特徴は4つあります。

  1. Alexandrite755nmとNd:YAG 1064nmの2波長を搭載
  2. 最大24mmのスポットサイズで施術の時間を短縮
  3. 視認性の良いハンドピース
  4. Skintel®がスキンタイプ判別をサポート

もちろん他社の機器でも、同じような性能を持っている機器があります。「痛みが少ない」「脱毛にかかる時間」など、それぞれに特徴があります。何を重視して施術していくのかを考えるのが重要でしょう。

エリートiQは2種類の波長搭載していることに加えて、照射で使用するハンドピースも扱いやすくなっています。最大24mm径あり、実際に使用すると照射円も大きいと実感します。後述するSkintel®は皮膚のメラニンインデックスを測定してスキンタイプとして機械に取り込み、パラメーターを設定できる機械です。これによりアセスメントのバラつきが抑えられます。

2. エリートiQの波長(04:07~)

Alexandriteは755nmの波長を持ち、全身脱毛に多く使用されます。一方でNd:YAGは、1064nmの波長で男性のヒゲやVIOなどのメンズ美容医療で使用されるケースが多く、今後も需要が広がると言われています。

3. 冷却装置「クライオ6」(05:16~)

エリートiQは冷却装置「クライオ6」と同時に使用して、火傷を予防していきます。「クライオ6」で脱毛する部位をしっかりと冷やして、皮膚温度を下げたのちに照射をおこないます。使用するのは電気代だけ。ランニングコストの問題は多くのクリニック様の悩みを解決するでしょう。

4. Skintelの概要(8:36~)

瞬時にスキンタイプ判別をサポートしてくれるSkintelリーダー。施術を行う時、施術者のアセスメントのバラつきを抑えることができます。LEDの3つの波長の反射光を検出し、反射率の違いでメラニンインデックス(MI)を算出してくれます。

5. Skintelの実際の計測(9:33~)

エリートiQとSkintelを接続して、設定が終了したら1方向と2方向と計測していきます。計測後、エリートiQにデータを転送して完了です。次にエリートiQを使った実際の施術を解説します。

6. クライオ6で冷やす(10:21~)

まずは「クライオ6」で脱毛する部位を十分に冷やしていきます。

7. レーザーを照射する(11:06~)

緑色の照射円にレーザーが当たるので、角度に気をつけて照射していきます。手技に関しては、練習を繰り返すことでレーザーの取り扱いに不慣れであっても、問題なくおこなえるようになります。

8. 照射結果(12:10~)

脱毛そのものに関して言えば、特別にエリートiQが良いというわけではありませんが、他社レーザーと比較してもまったく変わらないという印象です。他社の機械と同じ波長を出しているので、機械の性能に差はないといえます。

9. エリートiQとフロンガス冷却の疼痛評価(12:57~)

エリートiQと他社の脱毛機器で疼痛を比較したとき、明らかにエリートiQが痛くないという評価が出ました。感覚の問題ではなく数値として表されているのが興味深い点です。

10. まとめ|エリートiQで痛みの少ない脱毛(15:41~)

エリートiQのAlexandriteとNd: YAGの波長と合わせて、クライオ6で十分に冷やすことで痛みを抑えた脱毛施術がおこなえます。痛い施術を続けることは患者さまにとっても辛いことです。

それでも、痛みを抑えようとして出力を抑えてしまうと脱毛が不完全なものになります。どちらも患者さまのクリニックに対する満足度を下げることになります。

これからますます医療脱毛のニーズが高まることが予想されます。クリニックにとってどの機械を導入するかは経営にも関わる大きな問題です。「痛みが少ない」ことに加え、エリートiQは空冷を使うことでランニングコストが抑えられるのも魅力です。

これから医療脱毛機器の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

詳しい施術の内容についてさらにお知りになりたい方は、ぜひウェビナーのご登録をおすすめいたします。

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