基礎から押さえるレーザー治療の特徴と種類
レーザー治療は、美容医療の基本ともいえる治療法で、シミやアザ、ホクロ、脱毛、スキンリビジュネーションなど多岐にわたる適応があります。レーザーには「アブレーシブ」と「非アブレーシブ」の2種があり、前者は皮膚表面を削るCO₂レーザーやフラクショナルレーザー、後者は肌を保護しながら作用する「トライビーム PREMIUM(以下、トライビーム)」やルビーレーザーなどが該当します。
また、照射の時間幅を示す「パルス幅」には、ロングパルス(脱毛に適する)とショートパルス(ピコ秒・ナノ秒単位の色素破壊)があります。波長に応じてターゲット層が変わるため、症状や肌質に応じた選択が求められます。例えば赤アザには585~595nm、青アザや黒アザには755~1,064nmなど、的確な設定が結果を左右します。


治療目的に応じた波長とリスクマネジメント
レーザー治療の主な目的には、色素沈着の改善、肌の引き締め、瘢痕治療、脱毛などがあります。脱毛には赤外線ダイオードやロングパルス、スキンリビジュネーションには可視光~赤外線帯域のレーザーが有効です。ホクロや腫瘍の蒸散には、エルビウムやCO₂レーザーが使われます。
ただし、出力設定や波長の選択を誤ると、色素沈着や脱色、瘢痕、さらには硬毛化といった副作用リスクが生じます。とくに脱毛施術では、術後に毛が濃くなる症例や、アレルギー反応による腫れも報告されています。副作用を防ぐには、施術前の問診と適切な照射設定が必須です。患者への十分なリスク説明も、訴訟回避の観点から重要です。


トライビームやエリートIQで広がる臨床応用
トライビームは肝斑、色素沈着、入れ墨の除去などに活用できるマルチなレーザーです。従来のように短期間での連続照射ではなく、ビタミン剤やトラネキサム酸と併用し、炎症の落ち着いたタイミングで再照射することがポイントです。実際、月1回の施術を5回行った症例では、肌の明るさが明確に改善したとの報告もあります。
さらに、エリートIQは1,064nmと755nmの2波長に対応し、最大24mmのスポットサイズと高出力での長期減毛が可能です。加えて、メラニン量を測定し自動で最適設定が反映される「スキンテル®」を搭載しており、施術の安全性と効率性を両立させます。製品の詳細や症例は動画でも紹介されており、導入を検討するクリニックにとって有益な参考資料となるはずです。


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