ミニマムな開業からシミ治療&TRI-BEAMと歩んできた軌跡

2024.07.23


ミニマムな開業からシミ治療&TRI-BEAMと歩んできた軌跡

 武田りわ 先生

Jeisys Medical Japan株式会社のホームページをご覧いただきありがとうございます。

顔に濃いシミがあると、メイクでも隠しきれなくなり、毎日憂鬱になるものです。シミの改善を求めて、クリニックを受診される方も増えてきています。しかし、老人性色素斑や肝斑など、シミの種類はさまざまであり、それぞれに適した治療が必要です。

そこでご提案したいのは、シミ治療において多彩なメニューを提供できるQスイッチ付きヤグレーザー「TRI-BEAM(トライ・ビーム)です。

今回はタケダスポーツ・ビューティークリニック皮膚科・美容皮膚科院長、武田りわ先生に、TRI-BEAM導入のメリットや治療例をご紹介いただきます。

【目次】

  1. ミニマムな開業に至る経緯(1:30~)
  2. 開業からの機器導入履歴(7:08~)
  3. TRI-BEAMについて(8:35~)
  4. TRI-BEAMを購入した決め手(09:10〜)
  5. 症例(10:00〜)
  6. TRI-BEAMを導入するメリット(16:43~)
  7. まとめ|TRI-BEAMがミニマムな開業にもたらす利点(21:36〜)

1. ミニマムな開業に至る経緯(1:30~)

現在、福岡県福岡市で、美容クリニックを営んでおります。私自身、高知県出身で大学から皮膚科医になるまで東京で暮らしていたため、福岡には縁もゆかりもありませんでした。

福岡へ移り住んだのは、2006年。夫の先輩である医師の開業を手伝うためでした。自分たちのクリニックを開業したのは、それから5年ほど経ってからです。準備期間は2か月。安いテナントでの開業だったため、できるだけミニマムに、最低限の初期投資でのスタートでした。

3年後の2014年に、現在の場所へ移転することになります。移転の際に導入したのが、TRI-BEAMでした。

2. 開業からの機器導入履歴(7:08〜)

最初に開業した小さなクリニックでは、2階のフロアで自費診療を行っていました。シミ・たるみ・肌質改善に対応するため、導入したのは次の2つの近赤外線機器です。

・IPL

・ロングパルスYAG

3年後の移転のタイミングでTRI-BEAMを導入しました。その後の9年間は、新たなシミ治療機器を購入せず、IPLとTRI-BEAMだけで対応してまいりました。

3. TRI-BEAMについて(8:35〜)

移転時に、TRI-BEAMを導入した決め手は、次の3点でした。

・IPL(光治療)では取りきれないシミを取りたい

・2つの波長を持ち、トーニングもできる

・レーザー機器としては安価である

IPLとTRI-BEAMの2つを併用すれば、多彩なメニューを提供できます。患者様に満足していただけるシミ治療ができるようになりました。

4. TRI-BEAMを購入した決め手(9:10〜)

TRI-BEAMの特徴は、2つの波長(1064/ 532nm)に加え、3つのモードを搭載している点です。

・Gaussian モード:中央部に強いエネルギーが集まる

・TOP HAT モード:均一に照射する

・GENモード:温熱効果によって真皮のコラーゲン生成を促す

波長とモードの組み合わせにより、上の図のようにさまざまな色素沈着・肌質の悩みに対応できます。

5. TRI-BEAMによる症例の紹介(10:00〜)

TRI-BEAMを用いた、具体的な症例を紹介します。

症例① 60代女性(老人性色素斑)(10:02〜)

老人性色素斑の典型的な例です。TRI-BEAMの照射により、薄く瘡蓋が形成されます。瘡蓋が脱落し、シミが改善しているのがわかります。

症例②(口唇色素)(10:42〜)

3名の方の症例です。唇のシミが薄くなっているのがわかります。

唇の色素改善を求めて、当院に来院される方が多い印象です。ホームページやSNSをご覧になり、遠方から来院される患者様もいらっしゃいます。

症例③ 40代女性(肝斑・老人性色素斑)(12:09〜)

シミ・くすみの改善のため来院された患者様です。複数の肝斑と大小の老人性色素斑を認めました。

トラネキサム酸の服用と、ゼオスキンのセラピューティック(トレチノイン・トラネキサム酸の併用療法)で治療を行いました。

セラピューティック終了後のメンテナンスとして、5回のトーニング照射をしております。半年ほど経っても、肝斑や老人性色素斑の再発は見られず、経過は良好です。

症例④ 30代女性(ADM・老人性色素斑)(14:05〜)

老人性色素斑とADMの混在を認めました。顔全体のくすみ改善を目的に、トーニングとゼオスキンで治療を開始しました。

ADMに対しては、一度だけガウシアンモード(1064mn)で照射しました。6か月後の経過では、色素沈着が改善しているのがわかります。

症例⑤ 18歳女性(脇の色素沈着)(15:20〜)

脇に慢性的な皮膚の炎症に伴う、色素沈着を認めた症例です。こちらの患者様は、中学生の時から、汗をかく時期になると脇に痒みが生じ、無意識に掻いてしまうということでした。

トーニングを8回、サリチル酸ピーリングを6回、交互に行いました。ゼオスキンのハイドロキノンクリームを外用で処方しております。12か月後には、色調の改善が見られます。

ボディの色素沈着の症例は、SNSやブログでもインパクトがあるようです。わざわざ遠方から来院される患者様もおり、隠れたニーズを感じております。

6. TRI-BEAMを導入するメリット(16:43〜)

美容皮膚科が、最初に持つべき1台はIPLだと考えています。IPLなら、ひどい瘡蓋を形成せず、1度の照射で顔全体のトーンアップを図れるためです。

ただし、IPLだけでは多様なシミに対応できません。肝斑や、どうしても残ってしまう薄いシミなどには打つ手がありません。IPLの弱点を補ってくれるのが、TRI-BEAMだと考えております。

IPLとTRI-BEAMを組み合わせることで、シミに悩む多くの患者様に柔軟に対応できます。

7. まとめ(21:36〜)

9年間、シミ治療に新たな機械を導入しなかったのは、IPLとTRI- BEAMだけで、十分な結果を得られたからです。

TRI-BEAMは、比較的安価な機器で多彩なメニューを提供できる機器です。

限られた予算で美容医療を始める「小さく産んで、大きく育てる」開業スタイルにおいて、非常に魅力的であると考えます。

美容皮膚科で最も多いのは、シミの相談です。シミを確実に取ることで、患者様に満足して頂けます。それがリピートや紹介につながり、多くの方がクリニックに足を運んでくださるでしょう。

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